その、消えゆく大正の命は…...（１）
‟命”というものは常にどこかで生まれ、常にどこかで消えていくものです。
そして同時に‟命”は生き物に宿るものとは限りません。物にだって命はあります。
今夜は無関係と思われる2つの命のすれ違いに、ちょっとだけ足を運んでみましょう。
ということで2020年2月22日20時30分です、こんにちは。
『この木なんの木』の会社が提供していそうな番組のOPっぽい幕開けとなりましたが、今回も仕事と仕事の合間を縫う強行日程でちょっと出かけてきました。
さて、ここで旅の経緯を説明…する前に、今回の旅の出発地点をご紹介しましょう。
画像をご覧ください。ここです。どこです？どこでしょう？
そうです、東京駅はJR線丸の内南口です。
ここで東京駅について簡単に説明を…とも思ったのですが、私より皆さんの方が詳しそうなので割愛。へぇ、埼玉県深谷市のレンガを…そうですかぁ…。
で。東京駅JR線丸の内南口ときいて先ほどの画像が何なのか、ピンときた方もいらっしゃることでしょう。当時の内閣総理大臣‟原敬”の暗殺現場です。ここで原敬について簡単に説明を…とも思ったのですが、私より皆さんの方が詳しそ…え、ご存じない？またまた御冗談を～…あ、本当。ではwikiでも見てきてください。
…Wikiにも書いてある通りですが、本当に簡単にご説明を。
原 敬（はら たかし）
江戸時代末期の安政生まれ。明治時代を代表する政治家。大正デモクラシーの最中に第19代内閣総理大臣に就任。『平民宰相』で歴史の教科書でもおなじみ。東京駅丸の内駅舎内で青年に刺殺される。享年65。生前は優れた政治的手腕であったとされ、原が無くなった後の日本政治はしばらく困窮を極めたといわれている。
はい、よくできました。
なんで今回の旅の出発点が原敬の暗殺現場なのか？何の繋がりがあるのか？それは後程お話するとして…そろそろ出発の時間です。
もちろん夜行バスで。
いやぁ、そりゃあ36時間勤務が終わって夕方に開放されてから、少ない自由時間を効率的に且つ経済的に移動するとなれば夜行バス一択ですよ。それ以外の選択肢なんてありません。始発新幹線はお値段以上に起床事故のリスクが高くて。
会社の犬として立派にお勤めした後ですし、そもそも通勤電車の中やプラレール運転会など何処でも寝れる体質なので夜行バスくらい苦じゃありません。いざ、出陣。
夜行バスの隣の席の人が『アイマスク』『耳栓』『My毛布』『飲料品』『飴』と対夜行バス完全武装で居眠りをする傍ら、今回の旅の経緯について至極簡単にご説明しましょう。事の発端はこうでした。
雅『どうしても行きたい。でも日程的に誰も一緒に行く人がいない…』
私『仕事頑張って休む（色々可笑しい）から一緒にいくやで』
以上（雑）。一瞬のノリで決まりました。オタクの即応力は自衛隊にも負けません。知らんけど。ちなみに『頑張って休む』の真意は『ちょうど定休なんだけど99％の確率で休日出勤をお願いされるから全力で断る』です。よっ、残業の錬金術師。（なお全力で断るつもりだった休日出勤は…）
雅さんとは日程調整で現地集合です。
というわけでおはようございます。京都府の宮津駅前に到着です。
本来ならここで雅さんと合流…を予定していたのですが、どうやらゲストがいらっしゃるようで、その時間調整を兼ねて天橋立を観光しようというので…
KTR（近畿タンゴ鉄道）に乗り込みます。まさかこんな形でKTR（近畿タンゴ鉄道）に乗れるとは思ってもいませんでした。一駅だけですがKTR（近畿タンゴ鉄道）デビューです。KTR（京王帝都電鉄）ではないです。有人改札ってだけでテンション爆上がりのオタクです。
天橋立駅に到着。一緒の電車に乗っていた一眼レフおばさんがオタク以上に熱心に電車を撮影していました。しかも一人で。鉄子さんでしょうか。
本来なら天橋立駅舎をババーンと出したいところですが…見てください、この木造跨線橋！味があるでしょう！！優れていて凄まじい！！圧倒的地方私鉄感が漂います！！
でもそれだけじゃないんです、これ。後から気づいたんですけど映っちゃってるんですよ。本当、旅行先での記念の1枚のつもりで気軽に撮っただけなのに、どうして移り込んじゃったのかなって。怖くて怖くて、それはもうその日の夜も眠れなくて。
？？『それではご覧いただこう』
？？『お判りいただけただろうか…？』
【解説】
でもそれだけじゃないんです、これ。後から（雅さんに指摘されて）気づいたんですけど（車が）映っちゃってるんですよ。本当、旅行先での記念の1枚のつもりで気軽に撮っただけなのに、どうして映り込んじゃったのかなって。怖くて怖くて、それはもう（終電逃して満喫泊だったので）その日の夜も眠れなくて。
