駆 動 輪 。

その脚を、ゆっくりと前へ。

その、荒ぶる天空をもう一度……(6)

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どうして別府の地獄巡りを徒歩でしているのか。

我ながら疑問を抱えながら、それでも旅先で車の運転なんで危険を冒したくないので歩きます。最初のポイントまで徒歩30分らしいですが、その前にちょっと寄り道をします。

 

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徒歩30分ほどが経過。本当にこの道でいいのか自信ありませんが、Google先生が「ココイケ」というのでいくしかありません。
…が、流石にスーツケースを転がしながらリュックと三脚を抱えて歩く道ではないなあ。コインロッカーにでも預けてくればよかったと反省。行も絶え絶え、御年25歳ですからね、体力の衰えを誤魔化しきれません。

 

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40分くらい歩いたところでようやく寄り道ポイントに到着。
大分県別府市の”八幡竈門神社”です。なぜココに寄ったかというと…

 

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大流行しているアニメ”鬼滅の刃”の聖地なんです。ええ、劇場版は7回見てしまいました…300億の男になった煉獄さん(c.v.日野聡)、おめでとう…

鬼滅の刃に関しての説明は割愛。一言でいうなら『日本一悲しい、鬼退治の物語』です。詳細はググってください。そして劇場へ足を運びましょう。

 

神社の名前である“竈門”は、主人公の竈門炭治郎の名前の由来になっている他…

 

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第一次世界大戦後に奉納された機雷。これは作中の登場人物”悲鳴嶼行冥”(ひめじまぎょうめい)(c.v.杉田智和)が使う武器に酷似していたり…

 

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”魂依(たまより)の木”という境内にある樹齢500年の御神木は、これまた登場人物”珠世”(たまよ)(c.v.坂本真綾)と同じ読みであったり…

 

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主人公 竈門炭治郎(c.v.花江夏樹)が使う技”水の呼吸 生生流転”は水の龍がうねりながら敵を切り裂くのですが、拝殿内部の天井にある龍の水神様の絵に似ていたり…

 

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神社に伝わる”かまど神楽”が、主人公 竈門炭治郎(c.v.花江夏樹)の特別な力『ヒノカミ神楽』の舞を彷彿させたりと、いたるところに鬼滅の刃を連想させるようなものがある神社ということで、この日も多くの鬼滅ファンが神社を訪れていました。

 

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それ故に、奉納された絵馬は鬼滅の刃のキャラクターたちでいっぱい。見ていて飽きません。

が、やはりお願い事の内容といえば”コロナが落ち着きますように”といった内容ばかり。もう1年ですもんね、はやく元の生活に戻りたい…誰もがそう望んでいることなんだなと改めて感じました。

伊勢参拝で学んだ参拝ルールをちゃんと遵守して神様にお参りしたので、これから別府地獄巡りに行きます…が。

 

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石段を下りて行かなくてはなりません。

八幡の神様がこの地域に住む人食い鬼に対し『一晩で100段の石段を作れなければ里に出てくるな』という約束をしたそうです。鬼は99段まで造ったものの、1段を残し夜が明けてしまい、逃げてその後は出てこなくなったという伝説があるそうです。なるほど、鬼滅の鬼たちは太陽を嫌っていますもんね。

 

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僕もいろいろ嫌になりそうなんですけど。