さよなら、すべてのゆるキャンパー△（２）

今回の旅の目的地、宇部新川駅に到着しました。
『なぜ此処が今回の目的地なのか？』『どうして今、宇部新川が熱いのか？』なんて野暮な質問の答えは今更する必要もないと思います。いうなれば”聖地巡礼”です。

お昼前の到着ということもあってある程度は覚悟していましたが、同じく聖地巡礼者らしい人たちの姿がちらほらと見受けられます。私と一緒に特定のホーム上ベンチを執拗に撮影し続ける人や、電車到着時の接近メロディを録音する人、階段を奪取する人など一つ満足すれば次。さらに満足すれば次。と行動に移していきます。

ただベンチを撮影しているだけに見える人はそれで結構。でもね、僕には向こう側のホームにアスカとレイとカヲル君が見えるんですよ（幻覚）。

個人的には『あっ！ここ○○がXXだったところだ！』みたいなポジティブ巡礼というより、『あ～終わってしまったんだな～…』といったネガティブ巡礼要素が強く、しまいには例のベンチに座り込んで放心状態になるなど、事情を知らない人からみれば今にも線路に飛び降りそうな雰囲気だったかもしれません。

あの列車接近音が聞こえきました（幻聴）。

マリとシンジが。そして庵野秀明が駆け上った階段。

ロンギヌスの槍をモデルにしたシルバーリングと、真希波の眼鏡をベンチにおいて一枚。うおおおおおおおエヴァだああああああああああ（発狂）。

…この時は勿論、出発前も興奮状態だったのでまったく忘れていたんですけど、宇部新川でのラストシーンで真希波がかけていた眼鏡は破でもQでもなく、新しいシンバージョンのものでしたね。失敗したな～、リベンジしたいな～と帰ってから思いました。

改札にはエヴァのポスター。

宇部新川駅の外。ドローン撮影してえ。

街並みも見ていこうかと思いましたが、ぼちぼち電車が来る時間なので早めに撤収。明日の予定も未定で決めることもありますし…と思って例のベンチに戻ると、スーツ姿の男性がベンチを熱心に撮影していました。
（この時間にスーツ姿で…外回りとか出張ついでかな？）と勝手に想像しながら近づいてみると、ベンチの上に衝撃的なものが。

シンジ君が首につけていたD.S.S.チョーカー。うわああああああ何だそれはあああああああああああああ僕は真希波の眼鏡もってるんですよおおおおおおおおおおおお！！！！！！と失礼を承知でお声掛けし、眼鏡を隣において1枚撮らせていただきました。本当に眼鏡がシン仕様でないことが悔やまれますが、これはこれとしてヨシ！（細かいことを気にしないオタク）

撮影に夢中になっていたら電車を逃し、次の電車まで大分時間があるのでそのまま男性ファンの方と雑談。曰く…

・テレビシリーズからのファン。

・お住まいは関東。昨日のうちに宇部新川に到着し、近くのホテルで1泊→今日は午前中に劇場へ足を運び、その足でもう一度宇部新川へやってきた。

・D.S.S.チョーカーは手作り。ほかにも市販のフィギアを改造したり、情景品を手作りして劇中の再現などもしている本格派モデラーさんでもある。

…といった感じ。出張などではなく完全プライベートとのことで、じゃあなんでスーツなんだ？？？？と少し考えてみたら、ラストシーンのシンジ君はスーツ姿でしたね。そこまでやるかー！！！！！と驚きつつ感服。参りました。

劇中のワンカット。

劇場版ポスターのカットも狙いましたがご覧の通り。

ポスターの写真は構内踏切内から線路を正面に、低いアングルで撮られたものが使用されていますが、言わずとも一般人は立ち入り禁止で全く同じ構図では撮影できません。がんばって1番線のホーム始端から身を乗り出してどうにか…というくらいですが、いかんせん線路が正面にこない構図になります。

すると男性から『1番線に停車中の電車内からなら線路を正面にして撮影できますよ』と嬉しいアドバイスを受けて、1番線に電車が来るのを待ちます。

わあああああああああああ本当だあああああああああああ！！！！！！！！

高いところからのアングルにはなってしまいますが、ホーム始端から撮るよりずっと本物に近い絵になりました。奥の踏切は割と交通量が多いので通行者や車が途切れた一瞬を狙うと尚良しです。

あらかた満足したところでボチボチいい時間になり、男性ファンさんも別の目的地に向かうという事だったので解散。本当に何から何まで親切にしていただいてありがとうございました。私はこのまま岡山方面へ向かいます。