駆 動 輪 。

その脚を、ゆっくりと前へ。

その、天高くウマ肥ゆる秋の大地で……(8)


レックススタッドの見学を足早に終えましたが、見所は車を止めた牧場案内所に併設されている桜舞馬公園にもあります。

 


テスコボーイ像。アイルランドから日本にやってきて、テスコガビートウショウボーイサクラユタカオーなどの名馬を送り出しました。

 


遊歩道脇には活躍した競走馬や種牡馬のお骨や鬣が納められた墓碑が並びます。

 


こちらはサクラローレルの碑。脚部不安に悩まされながらも”遅咲きの桜”としてサクラ軍団を牽引したサクラローレル。特に97年の天皇賞(春)は競馬を語るうえで絶対に見てほしい一戦。ライスシャワーメジロマックイーン天皇賞(春)をも上回る熱い一戦です。また桜だ!また桜が満開になる京都競馬場

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2022年8月に28歳で亡くなったタイキシャトルの碑。そのマイル戦での規格外の強さは世界でも通用し多くの勲章を手にした名馬です。私が写真を撮った後にも花を手向ける人がいて、是非ご存命のうちにお目にかかりたかったな…と思いました。もう日本に敵はナシ。

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その他の馬碑も見学をしたり写真を撮らせてもらいながら、次の目的地へ急ぐために車に乗り込んで出発。前向き駐車したので一度バックする必要があります。ガリッ。

 

ガリ???

 


やってしまった。
左後ろのバンパーを縁石にぶつけてしまいました。結構がっつり削れてます。うわあ、レンタカーでやらかしてしまった。うわあ。

単独事故ですがレンタカー屋に電話。その後、指定された保険会社に電話。返却時の確認次第ですが、おそらくNPC(ノンオペレーションチャージ)料金がいくらかかかることでしょう。レンタカー契約時に追加の保険をかけておいたのですが、何故か自損事故の項目がチェックされてませんでした。しんどい…。

…しんどいお気持ちですが、旅行はまだ半日続きます。くよくよしてたら楽しめません。どうせ金を払うなら開き直るべきだ!!!というアドバイスの元、さらに安全運転で次の目的地まで向かいます。

 


13時31分 うらかわ優駿ビレッジ AERU
レックススタッドから1時間かからないくらいで到着。宿泊施設を備えており、乗馬体験以外にも牛との触れ合いやゴルフ、カヌーといった自然の中で行うアクティビティが一通り体験できる場所として運営されており、結構な人で賑わっていました。

 


こちらにはウイニングチケットテイエムオペラオー等身大パネルがあります。柴田、これが念願のダービー制覇。テイエム来た!テイエム来た!テイエム来た!テイエム来た!

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優駿ビレッジには功労馬も在籍しています。会いに行きましょう。

 


こちらは”スズカフェニックス”。短距離~マイルを主戦場とし、武豊を背に高松宮記念を制し、種牡馬としてはNHKマイルCを勝利したマイネルホウオウなどを輩出しました。

 


そして”ウイニングチケット”。ご存命です。ご本人様です。2022年で32歳。ウマ娘化された元競走馬の中ではナイスネイチャに次ぐご長寿。背中が大分丸くなったとの話もありますが、しかし食欲は衰えず元気に走り回る姿も見られるそうでまだまだ元気いっぱいといったところ。サラブレッドの30歳って人間でいうところの80歳くらいですが、まあ田舎に行けば80歳でもぴんぴんしてるおじいちゃんはいますし。

 


ウイニングチケットの馬房も見学可能。見学者やファンが寄付したお守りが沢山ありました。もしかしたら長寿の秘密かもしれません。