その、天高くウマ肥ゆる秋の大地で……(11)
第9レースで気分を良くしたのでジンギスカンを食べに…行かず、続けて第10レースを投票しました。投票馬は名前だったり前走着順だったり単勝オッズを参考。そしてなんといっても個人協賛レースの名前”天高く馬も人も肥ゆるよ杯”です。協賛された方GJ。
ということでパドックを見に行きます。いやパドック見てから馬券投票しろよって思うんですけど。こちらは3連複で投票した一頭の2番ボンヌール。モヒカン風に編み込んだ鬣がとても可愛いです。
こちらも投票した4番ジェイゴールド。ゴールドの名前に惹かれましたが葦毛ではありません。レースと違って騎手は馬の背中に乗っていましたが、こうみるとばん馬の大きさや太さがわかります。写真じゃあ中々伝わらないかもしれませんが。サラブレッドが戦国武将を背に乗せたのなら、ばん馬はラオウ(北斗の拳)を背に乗せたんじゃないかってくらいデカいです。
そして本命の7番”サカノダイジン”。大臣という名前の通り、黒光りした馬体と編み込んだ鬣、威風堂々な雰囲気は名前の通りです。
そして第10レース。ばんえい競馬は200mの直線距離ですが、重たいソリを曳く各場の速度は遅いといわずとも速いわけではありませんので、見守る観客はスタートからゴールまで馬たちと並んで歩きながら応援します。僕も今回はスタートから追うことに。
坂越え。正念場です。投票馬の5番アサヒライジン。興奮してめっちゃブレてます。そして応援に夢中になってしまいゴールの様子を記録し忘れました。
地方競馬ライブ←当日のレース映像はこちらからご覧になれます。
確定。うおおおおおおおお3連複当たったぞおおおおおおおおおお!!!!!!!!!
ということで投票券を払い戻します。2点ともオッズを見てなかったので正確な金額は分かりませんでしたが、いうて3連複だし大した金額じゃないだろ~って思って機械に突っ込んだら7500円でした。ジンギスカンにアワビも追加しちゃうぞ~!!!!!
とはいったものの、そろそろ札幌に戻らないといけないのでメインレースを前に撤収。名残惜しいですが楽しい思い出が出来ました。機会があればまた遊びに来たいと思います。
帰り道でジンギスカンとアワビを食べようと思ったんですが男性単身で入れるような店もなく、そもそも営業時間が終了している場合が殆どだったことに加えて、レンタカーのキズ代と延長料金を差し引いたら焼け石に水なような気がします。もう1レースやればよかった…と思いながら、夜の道東道を駆け抜けて22時過ぎに札幌へと帰りました。
寝るか…と思ったら今日も札幌駅でトレインウォッチしているオタクがいるとのことだったので、少しだけ顔を出して明日の予定について確認してから早々とベットインしました。
で、翌日16日はプラレールひろばinさっぽろに参加(別途記事を書きます)し、17日の夕方に新千歳発成田空港行きの便で帰ることに…なりますが、午前中は暇だったので『せっかく北海道まできたんだから北海道を観光したり北海道を味わいたい』という価値観が一致したプラレーラー津崎くんと共に、場外市場へとやってきました。
早めのお昼という事で新鮮な海鮮丼をいただきます。サーモンとイクラの丼がうめえ。
お土産どうしようかな~と市場を見て歩いているとめちゃくちゃ声を掛けられます。東京各地では条例によって公道での客引きが淘汰されつつありますが、ここ札幌ではお店の人による客引きが最盛期を迎えています。迎えなくていいのに。
しかし色々見て回って思ったのは”高い”。貧乏学生とレンタカーのキズ代や延長料金で金のないオタクは『空港で2000円くらいのお菓子でお茶を濁すか…』と思っていたのに、市場に並ぶ品々はその倍くらいする勢い。海鮮類を買った場合はクール便で送ることになるので、その送料も含めたらプラレールの新品2本くらい余裕なんですけど…
と言いながらも熱心な店員さんに口説かれて、最終的にはテンションがハイになった私は『じゃあ、カニを…』と言って、値切りしつつおまけも用意してもらってカニを4杯も購入してしまいました。送料込みで2万近いです。カニは自分と彼女の両親へ2杯ずつ送り、とても喜んでくれました。
津崎君も店員さんと私の雰囲気に飲まれて断るに断れずイクラとウニを購入。半ば納得していない様子でしたが、後日その話をすると送った相手がすごく喜んでくれたとのことでした。まあ、お菓子とは比にならないほど喜んでくれたのならよかったんじゃないですかね。
津崎君とのデートもここまで。より遅い飛行機の津崎君は一人てHTV(北海道テレビ)の旧本社あたりに行くといって地下鉄に消えていき、私は飛行機の欠航にビクビクしながらも新千歳空港へ。飛行機も無事に飛んで何事もなく自宅へと帰りました。
今回の北海道旅行。プラレールひろばinさっぽろへの参加が旅行のきっかけでしたが、半ば思い付きで日高・帯広で馬(と少しの鉄道成分)と触れあった2日間はとても充実していて、本当にいってよかったと思える旅行となりました。
また機会があれば今回あった馬たちに会いに、そして今回会えなかった馬たちにも会いにいけたらいいなと思っています。