その、蝦夷地への進行は......(9)
さて、北海道旅行も最終日。昨夜はともちん君と解散したあと札幌まで戻って、カプセルホテルでぐっすり休みました。
ぐっすり…と書きましたが、実は4日目の函館宿泊時同様に体を横にするとすごい身体が左右に揺れる間隔に陥って気持ち悪いんですよね、はい、陸酔いです、間違いありません、フェリーの環境を陸に上がっても引きずっているんです、うわ、まじ気持ちわりい…
最終日の朝は比較的遅め。なんたって札幌市内探索ですからね、遠出しないし、見る場所も限られているので帰りの飛行機にさえ間に合えばいいのです。だから朝8時ぐらいまでダラダラすごしていました。
やっとこさ荷物をまとめて札幌市営地下鉄に乗車します。本当は鉄道のほうも見てみたかったのですが、地下鉄って入場券売ってないんですよね。東京メトロも都営地下鉄も札幌市営地下鉄も入場券売ってないんですって。お見送りとかどうすんの?って感じですが、まあないものは仕方ありません。札幌市営地下鉄のどっかの路線(忘れた)が踊る大捜査線の交渉人真下正義のロケ地らしんですけど、これはいつかリベンジとしましょう。
で、ゴムタイヤをはいた鉄道なのか怪しい地下鉄に乗ってやってきたのは北海道テレビさん。
そうです、みなさん、知っているでしょう?水曜ど~でしょ~でぇえ、ございます。
カルト的人気を誇る番組『水曜どうでしょう』の番組頭とケツの撮影地にもなっている局裏の公園にもやってきました。
先着が3名ほどいましたので順番を待ってから撮影。いや~ここで大泉洋がコスプレしてたってのも考え深いものがありますね。
ちなみに私は水曜どうでしょうに詳しいわけではありません。サイコロとカブ企画を見たことあるくらいで、ほかは実はしりません。
でもまあ、なんとなく北海道といえば、みたいな、ね?
はい、場所を移してテレビ塔。特記事項無し。
地下街に行列が出来るラーメン屋があったので、並んで札幌ラーメンを食べました。そういえばラーメンばかりの旅になってない?
実は味噌ラーメンをたべたことがない私、ドキドキしながらの初味噌だったんですが、んま~美味しかったです。こんなに味噌って美味しいの????ってツイッターで絶賛していると「インスタントとかの味噌ラーメンと全然違うから、あれは味噌ラーメンと思わないほうが良い」ってアドバイスをもらいました。じゃあアレはなんて食べ物なんでしょうね。
さらには時計台も見学。中に入れるかな?って思ったら中は資料館で入場料がかかるみたいでした。いや、地下鉄に入場料設けろよ。
ここいらでもう一箇所くらいいく?いっちゃう??みたいな流れになりましたが、飛行機に乗り遅れることだけは避けたいので余裕を持って空港に移動することにしました。特急料金の要らない快速です、大変快適でした。
空港では前日小樽散策でともちん君が教えてくれた「是非食べて欲しいもの」の中からこいつらをチョイス。
名前なんでしたっけ、あ、でもとりあえず美味しかったのは覚えてます。大丈夫です、福遠は大丈夫です(c.v.東山奈央)。
と、空港でお土産を買っていたりロビーで待ったりしていると突然天気が崩れだしました。
そして『天候不良の為、OO便、XX便、$$便は出発を見合わせさせていただきます』とのアナウンスにロビーは騒然とします。
私自身、私が東京まで帰る飛行機が無事に飛ぶのか心配で心配でなりませんでしたが、綺麗なお姉さんに確認すると『申し訳ありませんが、そちらの便は天候不良のため本日欠航との連絡がはいっています』と他人事のようにさらっと言われました。
いや他人事じゃないんだよ!!!私とお姉さんは他人だけども!!!!!他人事じゃないんだよ!!!!と心の中で訴えてどうにか今日中に東京に戻れる方法を模索します。実は翌朝1番から仕事なのです。ここで地団駄していられないのです。
『特急と北海道新幹線乗り継いで帰れないかな』『いや、この時間だともう新幹線はいけて盛岡までだな』『じゃあ盛岡から東京まで夜行バスなんてどう?』『それだと朝の仕事に間に合わないね、駄目だ』『万策尽きたああああああ』
などと1時間くらいロビーをうろうろしていると、どうやら後続の便に振り替えてもらえる様子。やったねタエちゃん、東京に帰れるよ!!!
と、いうことで終始天候に左右された旅ではありましたが、初の渡道という経験はとても大きく、北海道で見た景色、出会った人たち、食べたご飯、どれをとってもすごく素敵なものばかりでした。本当にありがとう北海道。また絶対来るからな!!!!
そう心で叫びながら、帰りの飛行機の中で身震いしながら早く東京に着けと祈っていた福遠でした。