都営地下鉄新宿線 10-300形
府中に向けてなにか作れないかな?と思って黒江さんに相談したところ「都営なんてどうですか?」と提案を受けて製作しました。
種車は209系金型の車体と、黒江さんが以前フルスクラッチでつくり、それをレジン複製した顔をくっつけました。帯は簡略化と作業工程の短縮を目的に、マスキングテープに塗料を塗り、それを適当なサイズに切り出して貼り付けています。
・・・と、まあコレだけ聞けば「福遠さん凄いですね」「お疲れ様でした」の声が聞こえてきそうですが、実はコイツの製作にも涙ナシでは語れない裏話があります。
黒江さんに「都営作りたいから10-300の複製顔をください」とお願いしたところ「顔どころか車体ごと差し上げます」という謎の返答を頂き、怪しみながら後日サイゼリアへご飯を食べにいくと、本当に車体ごともってきやがってくれました。
曰く「作ろうと思ったんですけど、僕はもっとかっこいい10-300型を作るので福遠さんに差し上げます。府中楽しみにしています」と。何を言っているんだこの人は。
一緒に貰った種車と、以前南武線を作ろうとして諦めていた我が家の209金型をかき集め、らしくなるように号車を振り分けて製作していきました。
が、側面上部の帯を削る削らないなどの加工について吟味しているうちに時間はドンドン過ぎて、気付けば府中1週間前。これってもしかして・・・
ってことで、府中・町田運転会の前夜。
甘い言葉にホイホイ付いてきた五号機くんと、運転会を梯子するために我が家に泊まりに来たぺこり君を巻き込んで徹夜で盛る!削る!吹く!を繰返し。
さらに公開日最中に帯を張るため、悪魔の元凶たる黒江さんと、たまたまタイミング悪くやってきてしまったえちごやさんに御協力いただいて、どうにか完成しました。
帯モールドを削った後が生々しいですが、実車もコレくらい痛んでいるので気にすることはないと思ってます(適当)。
手伝っていただいた黒江さん、五号機くん、ぺこり君、えちごやさん、本当にありがとうございました。スペシャルセット(後)も宜しくお願いします。