駆 動 輪 。

その脚を、ゆっくりと前へ。

その、蝦夷地への進行は......(6)

府中運転会の記事も書き終えたし、先日次の小旅行に行ってきたので早く記事にしたい→その前に未消化の蝦夷地進行旅行の記事かかなきゃ…ってことで書きます。

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ラッキーピエロで美味しいカレーとオムライスを平らげておなかが苦しいので、消化を促すために歩いていると青函連絡記念船の摩周丸のところまできたので、ついでながら立ち寄ってみることにしました。

これで青森の八甲田丸と揃って青函連絡記念船を制覇したことになります。何かご褒美くれてもいいんですよ???

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博物館や美術館の展示物に関してしっかり解説文まで読んでしまう私、船内に展示された青函連絡の歴史資料にじっくりと目を通して「なるほどなるへそ」と分かったのか分かってないのか分からないような独り言を言っていると見慣れた青いレールが目に入りました。

近づくとプラレールをつかった青函連絡船の模型で、しかも船内にターンレールを設置しているため列車がちゃんと走り船を出入りしていました。砂川君、これは負けちゃいけませんぞ(突然の煽り)。

とか一人でツイッターで呟いていると急な眠気に教われました。

この後の予定は函館山からの絶景を堪能してホテルに向かうだけ、時間的にはまだまだ余裕があるなと判断し、船内のちょっと贅沢な椅子に腰掛けて目を閉じすこしばかり休憩することに―――

少しして「まもなく閉館時間となります」という館内アナウンスが流れたのでビックリして起きると、椅子に腰掛けてから3時間くらい経ってました。

まあ宿泊勤務明けでそのまま旅行に出かけ、1日目の仙台は漫画喫茶でろくに寝れず、2日目は石巻・盛岡・青森市内をさんざん歩いた挙句、フェリーのカーペット上で2時間しか寝ていなくて、3日目も函館港から五稜郭まで歩くということをやっているわけですから、体の疲労感はとっくにピークを迎えているわけです。疲れないほうが可笑しい。

まあでも少し休めたし、そろそろ外も薄暗くなってくる頃だから函館山にいこうかな…と思い立って摩周丸の外にでてみると―――

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え…なにこれ…吹雪?????(c.v.上坂すみれ

いやーやられました。雪です。それも横殴りです。この吹雪の中を歩いて山登りとか死ぬ。八甲田山の二の舞になる。死ぬ。

そう直感的に死を危惧した私でしたが、調べてみると函館市電とロープウェイをつかって頂上までいけるとのこと。

『そうか、ロープウェイかあ…高所恐怖症の私がこの吹雪の中、ロープウェイなんかのって平気かなあ…。』『いや、でもココまで来たんだから函館の夜景を見ないで東京には帰れない!!!大丈夫、日本のインフラなら大丈夫!!!』

と一人脳内会議をしてから、覚悟を決めて函館山の頂上へ向かうことに。

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無理無理無理無理無理@をrjf・:うぇえkんヴぇpjkv¥@おえりh

高いし揺れる。無理、こんなの乗ってらんない。今すぐ下ろして!!!!!!もしくはソッチで騒いでゴンドラを揺らしてる中国人団体を今すぐ下ろして!!!!頼む!!!!!!!!(という独り言を約5分間続けました)

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ってことでなんとか函館山の頂上にある展望台に到着。

そして日暮れと天気の回復を待つこと1時間弱。最初から夜景をとることも計画していたのに『荷物になるから』という理由で三脚を持ってこなかったので中々思うように写真が取れませんでしたが、ようやくらしい画が取れたので満足。

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山を降りる直前でロープウェイが一時運転見合わせになるというハプニングが発生し改めて死を覚悟した以外はなんとか生きて地上に戻ってくることが出来ましたが、まあ街中はこの有様。

ホテルの近くまで市電が走っていることも救いでしたが、まずは夕食を済ませよう。そうだ、函館駅の中なら何かしらお店やっているだろう。函館ラーメンとかたべたいなあ…と殴りつける雪にビニール傘を何度も飛ばされそうになりながら函館駅へいくと―――

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別れを惜しむカップルに遭遇しました。くそお、こっちは腹が減っているんだ。愛で空腹は満たされないんだよ!!!!

ちなみに駅の飲食店テナントはすべて営業時間終了後でシャッターが閉まっていました。カップルまじ許すまじ。

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藁にもすがる思いでセブンイレブンで買い物をしてホテルで食べることにし、再度ホテルへ。

道に迷いながらもどうにか到着し、あたたかい暖房が効いた部屋とシャワーで体を温めてから夕食に喰らいつきます。

しっかしチキンカツカレースパゲッティってどっちなんですかね。チキンカレーなのか、スパゲッティなのか、ハッキリしろって突っ込みたくなりません???なりますよね????

っていう一人寸劇を寂しくして、3日目にしてようやく布団(ちょっと贅沢なカプセルホテル)(でも値段はリーズナブル)に入ることが出来ました。