駆 動 輪 。

その脚を、ゆっくりと前へ。

その、産業と歴史の島は......(2)

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地下鉄に乗車するといったな、あれはだ。

いいえ、嘘ではありません。ホテルの最寄り駅は地下鉄と在来線の乗換え駅ですが、ご覧の路線は地下鉄線のものです。

明らかに地下じゃないんですけど、立派な地下鉄です。

というのも、この路線はロンドン地下鉄の歴史でも古くに建設された路線で

一部区間こそ開削工事によって地下に線路を敷かれたものの、全区間を地下にするというのは無理があったようで

結果としてその大半を地上に建設した・・・というような経緯があるそうです。

勿論建築限界の最小化を考えて、集電方式は第三軌条方式が採用されています。

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建築限界がどれだけ小さいかっていうと、このくらい(雑)。

イギリス人だから小さく感じるでしょうが、車端部では日本人の私(175cm)でも窮屈さを感じました。

それでも小さいと感じさせないのは、車内の照明や色使いだからでしょうか?

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ちなみに乗車した電車の足元には、かのMETRO-CAMMELL社の刻印が。

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慣れない地での交通機関利用時こそ混乱するものはありませんが、加えて言葉が違うのでさらに混乱。

それでも友人の下調べのおかげで無事にロンドン市内の適当な駅(適当)に到着しました。今度こそ地下駅です。

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地上に出ると午後の陽射しが眩しく、また正面にはテムズ運河が広がっていました。

その景色は大変すばらしいものなんですけど、この段階ではまだイギリスに来たという実感が薄かったのも事実。

とりあえず地図を確認しながら西のほうへ、川沿いを歩いていきます。

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普通の、ごく普通の素人さんなんですけど、いや~絵になりますなあ(すっとぼけ)。

いかにも午後って感じです。そしてさらに進んでいくと・・・

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ロンドン・アイとビックベンの、ロンドン新旧シンボルが眼前に!!!!!!!

この瞬間、はじめて「あぁ、ついにイギリスにやってきたんだなあ・・・」と謎の感動に包まれました。

すると、いままでやんわりしか感じなかった街の風景のすべてから魅力を感じ、ところ構わずシャッターをきりはじめました(笑)

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12時間フライトや時差ぼけの疲れもどこへやら、気づけばビックベンの足元までやってきました。

これが欧州の島国の日常。なんというか、ええ、言葉にできない(小田和正)。

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そしてロンドンといえば赤い2階建てバス!!!

想像していたものよりは近未来な感じがしますが、とりあえずビックベンとあわせて一枚。

ただ10月とはいえ少し湿気が多かったのか、カメラ性能の限界か、もしくは私の撮影技量のNASAかは知りませんが

全体的にガスってしまったような感じなのが残念。またいつかリベンジしたいです。

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ご存知の通り、ビックベンの足元にはウェストミンスター宮殿(英国国会議事堂)があります。

ツアーなんかでいけば見学もできるそうですが、今回は単身(二人)旅行かつ午後遅い時間ということもあって断念。

もしイギリスにいく方がいれば、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?