その、荒ぶる天空をもう一度……(7)
秋口とはいえスーツケースと三脚を転がしながら、カメラが2台etcの電化製品などを詰め込んだ重めのリュックサックを背負って約30分ほど汗をかくと、地獄めぐり1か所目”竜巻地獄”に到着。
地獄めぐりには入館料が必要らしく、その用意をしようと入口でモタモタしていたら『ちょうど間歇泉が沸いているので入館料は後で大丈夫ですよ』と観光案内慣れした受付の方に言われ、申し訳ない気持ちで入館。
これが竜巻地獄と呼ばれる間歇泉。これをみるとゲーム”ピクミン”を思い出すのは私だけではないはず…
(あそこのアングルいいな~)と移動してカメラを構えると同時に移動してきた他の観光者が中々動いてくれません。でも間歇泉はいつ終わるか分かりませんから仕方なく後ろ姿を拝借。とてもお似合いです。
間歇泉が収まってしまったので撤退。受付の方に『どうでしたか?』と言われ、思わずピクミンという単語が出かかりましたが飲み込んで『すごかったです』と小学生並みの感想を口にし、各地獄の入館料を後払いしました。
…こうして記事にしていると『各地獄への入館料』ってちょっとヤバイですね。普通は地獄に行きたくないんですけど、なんでわざわざ料金を払って地獄にいかなきゃならんのだ、と。天国だったら料金払ってでも行きたいですけど。
2ヵ所目の”血の池地獄”は徒歩数分の距離にありました。な~んだ、これなら地獄めぐりも楽勝だなって思ってました。
地獄でも客引きは禁止されているそうです。
想像していた地獄通りの真っ赤な地獄でしたが、これをみるとアニメ”新世紀エヴァンゲリヲン”を思い出すのは私だけではないはず…
ささ~っと見学してお土産コーナーを物色。”毎日が地獄です”Tシャツをみて後輩が同人販売していた”働いたら明け”タオルを思い浮かべました。
サークルえあせく、設営完了です!西え-37aにてお待ちしております。 pic.twitter.com/U8Gxcrglkm
— サークルえあせく (@air_sec) 2018年12月30日
鬼滅の刃といい、地獄めぐりといい、別府は鬼にまつわるお話がたくさんあります。ここで私が好きな『鬼』がつくことわざを一つご紹介します。『鬼が仏の早変わり』です。意味はggってください。誰とは言いませんけど(不穏)。
赤池地獄を出て次に…と思ったんですけど、ほとんどの観光客が車で移動してるんですよね。えっ、地獄めぐりってそんな遠いの?その辺に全部集まってるんじゃないの?って何も知らない顔してスマホで調べたら他は結構離れた場所にありました。近くのバス停に駆け寄るも次にバスが来るのは30分後。歩くと30分だそうです。いやもう歩きたくないよ。歳だもん、こんな大荷物背負って30分も歩くとか嫌だよ。でもバスも結構並んでるしなぁ…う~ん…
歩くか(ここから30分歩く)。