駆 動 輪 。

その脚を、ゆっくりと前へ。

その、天高くウマ肥ゆる秋の大地で……(6)

レ・コード館で優駿の碑を見学しながら次の目的地を選んでいたら日高門別駅跡は17時までの公開であることを知りましたが、現時刻が16時35分でナビ上の所要時間は30分。

翌日も日高を巡る予定ですが、できることなら今のうちに回っておきたい…ということで、慌てて車に飛び乗ってアクセルを踏み込みました。

 

16時59分 旧日高本線 日高門別駅

マジでギリギリでした。建屋の入り口には役所関係者と思われる方々が公開終了17時ちょうどを待つように時計を見ていましたが、血相かいた私の顔を見て察したのか『どうぞ~』と快く扉を開けてくれました。

 


こちらにいるのはスペシャルウィークちゃん。とってもかわいい。王道の可愛さです。

スペシャルウィークってどんな競走馬だったの?』という方は、以下のリンクからスペシャルウィークについて学んでください。やはり日本総大将。

dic.nicovideo.jp

はい、次。

 


17時23分 旧日高本線 厚別川橋梁

ウマ娘から急に鉄分補給。

日高本線は日高地方の海沿いを走っていた路線ですが、輸送人員の減少による赤字と高潮対策などの費用がJR北海道の経営を圧迫し、2015年の高波被害を受けたために運休→そのまま2021年に廃止されました。

日高地方と言えば馬!!!!みたいな印象が強いですが、鉄道ファンとしては日高本線の状況も観察しておきたいところでして、移動するたびに道路と並走する線路を横目で追っていました。

厚別川橋梁が特別優れた魅力がある…というわけではないのですが、レ・コード館から日高門別駅跡へ向かっている時にちらっと窓から見えた景色が夕暮れの空と相まって哀愁が漂っていたので、つい写真を撮りに立ち寄ってしまいました。

 

はい、次。

 


17時46分 旧日高本線 大狩部駅

こっちは数ある日高本線の廃駅のうち、ソコソコ有名な駅ということで立ち寄りました…が、めっちゃ怖い。駅自体は車が往来する国道235号線(優駿浪漫街道)の横にあるのですが、いったん駅とは反対側の道路に出てから、国道235号線をくぐらないと駅にたどりつけません。そしてこのトンネルがえらく怖い。街灯は当然なし。人気もなし。画像はISO感度爆上げしましたが、実際はほとんど陽が沈んでいるので真っ暗です。

 


こちらが駅舎…というよりは待合室。ブロック塀を積み上げた壁が印象的。

 


こちらは線路跡。南武支線の海芝浦駅や、えちごムキムキトキめき鉄道の青海駅のような感じ...ではなく、いちおう海抜6mと高い場所にありますが、そもそも波が高いので迫力はそこそこあります。暗くてよくわかんないけど。

画像の奥の方、線路沿いをズームすれば有名な”高波で路盤が流出しグニャグニャに曲がった線路”の状況もみれるようですが、いかんせん暗くて遠くが見えないので今回は諦めます。いつ線路が撤去されるかも知りませんが、まあ暫く残っているでしょう…。

 

はい、次。

 


18時48分 びらとり温泉 ゆから

恐怖の大狩部駅跡から逃げ出すように車を運転して約45分。

 


施設の中にはサイレンススズカダイタクヘリオス等身大パネルが。なんでこの2人の組み合わせ…?という疑問が残ります。どこまで行っても逃げてやる。

dic.nicovideo.jp

dic.nicovideo.jp

 

今日のうちに回れそうなところはこれで終了したので、今から札幌に向かってプラレーラー達とジンギスカンを焼くぞ!!!!!

 

…と思っていたのですが、連絡を取ってみたら『もうお店に入りました』とのこと。これから高速道路を飛ばしても札幌まで2時間。その頃には皆さんもうジンギスカンを食べ終わっているだろう。

ということでジンギスカンを諦めて、泣きながら温泉に入りました。ぼっち・ざ・おんせん。

 

 

 


で、札幌まで飛ばして帰ってきてテクニカル・ピットイン。
北海道にきてまで山岡家??と思われるかもしれませんが、今回はご当地グルメに関して全く下調べをしておらず、強いて言えばジンギスカンが先述の通りポシャった上に、21時半頃の札幌圏で独身男性が一人で入店しても怪しくない飯屋の情報が限りなく少なかったので致し方なし。

というか初・山岡家です。うめえ。五臓六腑に染み渡る。ぼっち・ざ・やまおかや。

 

この後は京王プレリアホテル札幌に戻ってサクラバクスイオーと化しました。