駆 動 輪 。

その脚を、ゆっくりと前へ。

その、天高くウマ肥ゆる秋の大地で……(9)


予定より遅れていたため、優駿ビレッジを慌ただしく出発。これまで馬産地の浦河や新冠をウロウロしていましたが、これからさらに東へと向かいます。

…が、道中そこそこ強い横風にハンドルを奪われそうになる事が多々ありました。note(日産)で煽られるってどんだけ風強いんだ…と窓を開けてみると、ちょうど打ち付けられた高波がビシャーっと車に被さってきました。当然ながら車内にも少し海水が入ってしまい大慌て。持っていたタオルで車内を拭きましたが、暫くは車内に潮の香りが残ることになります。

 


14時28分 旧日高本線様似駅跡 様似観光案内所
トラブルがあったので20分ほどかかりましたが、ナビ上での所要時間は15分弱。旧日高本線の終着駅だった様似駅は、地元観光案内所になっていました。

 


メジロマックイーン。数多くの名馬を抱えるメジロ牧場でも頭一つ飛びぬけた強さと結果を残したメジロの代表格。父子3代天皇賞制覇、天皇賞(春)連覇など長距離界において絶対の地位を築きました。天皇賞(春)三連覇の偉業がかかった1993年の天皇賞(春)は必見。今年だけ、今年だけもう一度頑張れマックイーン。

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さて、次の目的地へ…と思ったのですが、お昼を食べておらず長時間ドライブ2日目ということもあってここいらで糖分補給を...と思っていたら観光案内所内では様似の特産品などが販売されており、見渡してみるとイチゴ大福が売られていました。残り2個。これは…

 


パクパクですわ~!!!!!(興奮気味)
様似駅跡で食べたよって意味で線路を映していますが…意味があったの?と聞かれると微妙ですね。次回からはこんなことしないと思います、多分。

 

はい、次。

 


14時50分 アポイ山荘
車で10分。こちらも名前でわかる通り宿泊施設です。宿泊はしないので、念のため受付で撮影する旨を伝えてから中へ進みます。

 


ゴールドシップ。言うまでもなくゴールドシップ。170㎝ほどあります。176㎝の僕が霞んでしまうくらい長身です。いい女。おもしれー女。ゴールドシップについてはご本人に会いに行ったときに紹介していますのでソチラをご覧ください。圧倒的人気を背に、ゴールドシップいざ出航。

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はい、次。

 


さらに西へと向かっていきます。道中こんなものもいくつかありました。廃隧道です。おそらく昔は道路がもっと海側にあったのでしょう。それが高波の影響か、交通量が増えたことによる道路付け替え工事によって廃止された…みたいな感じでしょうか。

で、ここでもトラブル発生。運転していたら突然フロントガラスにバンッ!!!と黒い物体が覆いかぶさって前方の視界が見えなくなりました。これはまずいと思ってすぐに車を止めて車外に出てみると…昆布??????お前、昆布だよな??????どっから飛んできた??????

更に周囲を見渡すと、近くで昆布を干しているおうちを発見。きっとあそこから飛んできたに違いありません。人の姿はないので、昆布だけこっそり戻しておきました。マジビックリした。

 


次第に道路から住宅や看板が消えていき、少しずつ本州では中々見られない北海道っぽい感じの景色になっていきます。

 


15時33分 襟裳岬
アポイ山荘から約30分、ついに襟裳岬まできてしまいました。うお~これが襟裳か~。風つえ~。こりゃ昆布も飛んできますわ~。

昨日のこの時間まで襟裳岬に来るつもりなんてなかったんですが、ここにもウマ娘等身大パネルが置かれているというので急遽来訪することに。いや、ここまで巡ってくるの大変でしたよ…。

 


ここではグラスワンダーと皆大好きマチカネタンホイザが展示されていました。やっぱり強いのは強い。しかし、またどうしてこの2人の組み合わせ…?

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ここで皆様に悲しいお知らせです。ウマ娘等身大パネルの未回収は残り1枚、キタサンブラックのみとなりましたが、諸般の事情により回収を断念することとなりました。

原因は明白。キタサンブラックが展示されているのは樹海ロード日高という道の駅なのですが、当然ながら営業時間が9時~17時と限られており、襟裳岬から車をかっ飛ばしても3時間ちょっと。現時刻は16時前ですからどんなに足掻いても今日中の訪問はできません。そしてレンタカーは本日20時に返却ですから明日のお楽しみ…というわけにもいきません。よって、これでウマ娘等身大パネルを巡る旅も終了ということになります。めちゃくちゃ心残りですが仕方ありません。

札幌から襟裳岬へ向かう道中で回収すればよかったのでは?と思うかもしれませんが、これまたキタサンブラックがいる道の駅がけっこう奥地にあり、これを回収しに向かうと今度は襟裳岬の到着予定時刻が大幅に遅れてしまう…と、どちらにせよ全回収が難しく、出来る限り多くの等身大パネルを回収すると考えた時にキタサンブラックを諦めざるを得ないという苦渋の決断でもありました。誰に対して…というのではありませんが、強いて言うならキタサンブラックとそのファンの皆さんに本当に申し訳ないな、という気持ちでいっぱいです。もし皆さんに機会があれば、私の代わりにキタサンブラックに会いに行ってください。よろしくお願いします。