駆 動 輪 。

その脚を、ゆっくりと前へ。

第6回プラレールひろばinさっぽろ

(最近“涼宮ハルヒの消失”を見る機会があって、そのせいで思い出がリフレインしてしまったので、今回の記事はもキョン君な感じでお送りすることをお許しください)

 

運転会ハシゴとは同日開催になった2つの運転会に参加することで、例えば・・・これは少し違うのだが、関西のユッキーさん暁さんが四国へ旅行に行くために東京の昭島運転会に立ち寄ったりだとか、私自身も東京から岐阜の多治見運転会へお邪魔するために東北を一周してみたりだとか、若い頃の有り余る体力と時間を存分につかって「いや普通ありえないでしょ」といわれる奇行のことである・・・というのは前回もお話したとおりである。

そして今回“あの”ハジケ組の総本山たる大阪・合理化運転会(彩都)に参加させていただき、眼下で行われた生合理化になんとも表現しがたい気持ちになるのと同時に、じゅんさんへの媚び売りと一部車両達の強奪に成功した私は、大阪モノレール伊丹空港へとその足を伸ばしていた。

 

f:id:tenousu-4472:20181127220107j:plainもし現在にまだトワイライトエクスプレスが走っていたとしたら確実に乗車券を買っていただろうが、既に引退した列車に乗ることも敵わず、じゃあ仮に夜行バスがあったら乗っているかと言われたらそれはそれで尻と腰が爆発しかねないので、特殊高所恐怖症と低気圧による偏頭痛を持ち合わせている私は苦手on the苦手な飛行機を使うことに。まったくライト兄弟は本当に余分なことをしてくれた、とつくづく思うね。何が飛行機だ、船と鉄道で十分なんだ。まったく。

こうして伊丹空港19時の最終便に乗り込んだ私は、窓際の席ながらもカーテンを閉めて寝たフリをしながら、逃げ場のない機内で「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」と自信に言い聞かせていると、案外思ったより早く新千歳空港に到着した。


木曜→金曜の24時間勤務+8時間の日勤を終えた足で夜行バスに乗り込み、もちろんバスのなかで満足な睡眠も出来るわけがなく彩都運転会にお邪魔し、さらに飛行機の中でも恐怖と頭痛で眠れず、正味50時間ちゃんとした睡眠をとっていない私の体は限界を迎えていた為、10月とはいえ酷く冷えた夜の新千歳空港に到着した私は、予定通りのエアポート快速に乗車して札幌駅近くの宿へと急いだ。

・・・急いだのだが、改札を出て宿のほうへ歩み始めると遠くから見覚えのあるオレンジのジャケットと長身の男がこちらにむかって歩いてくるのが見えた。

 

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雅「よう、福遠wwww(実際は3週間前の府中以来)」

彩都運転会開催中に運転会設営をしていたメンバーはてっきり全員で限界カラオケ大会in札幌でもやっているのかと思ったのだが(いややっていたようだが)、どうやら雅さんと平塚くんは寒い札幌の地で熱々の夜を過ごそうとでもしていたのだろう・・・と書き込んだことを当事者に見つかったら二倍直線レールを投げつけられた挙句に捻り潰されかねないので黙っておくことにしよう。この記事を読んだお前らも同罪だ、本人達には言うなよ?男と男の約束だ。絶対に言うなよ、本当に言うなよ。

結局このあと3人でラーメン屋に行き、いろいろ雑談して解散して二人は夜の札幌の街に消えていった(意味深)。

 

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翌28日は呆れるほどの快晴だった。京都もこれくらい晴れてくれたら楽しい旅行になったのに・・・覚えてろ伏見稲荷

気を取り直し、地下鉄とバスと徒歩を使ってやってきたのは2年振りの開催となった第6回プラレールひろばinさっぽろの会場。公園の敷地内では他にも色々な催し物が行われていたが、とりあえずプラレールの会場にいって北海道勢+αの皆に挨拶と賄賂を渡さなければ・・・

 

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彩都運転会に続いて初参加を果たした札幌運転会は第1回開催から「いきます!」と言うだけ言って毎回行くことができず、しまいにはMATSUさんに詐欺師と呼ばれたこともあったのだが、今回こうして参加できたことに喜びの笑みを隠すことが出来ず、薄ら笑いしながら会場の端っこ(画像の右端あたり)で珍しく信号係としてお仕事をさせてもらった。きっと薄ら笑いをしてる気持ち悪い私の様子はみっちゃんのカメラにばっちり収められているハズなので、誰も見ないようにして欲しいと思うところだ。

ちなみに今回の札幌運転会は机を使わず床に直接線路を敷いたタイプだ。また札幌近郊の路線を再現している。もちろんこれらの素敵なレイアウトと車両は、いたって真面目な北海道勢3名とちょっぴりネジが吹っ飛んだ奴らの作品。お前らの笑顔は太陽の塔にも負けていなかったと思うぞ。good job。

 

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ウソみたいだろ?全部同じ形式の車両なんだぜ、コレ(c.v.上杉達也)。

 

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今回集まった北海道大好きプラレーラーはかなりの数で、スタッフ過剰になっていたのを見かねてか、砂川くん(お前本当よく来たな)が「散歩行きましょう」と言い出したので、雅さんとリーダーともちん君に案内されて公園の敷地内にある丘に登った。

これがまた見事にWindowsって感じの景色で、さらに頂上へ続く階段は思ったよりきつく、陸上部所属の砂川くんと私はすいすい登ることができたが・・・いや、これ以上は言わないでおこう。

ちなみに頂上からの景色は絶景だったが、それ以上に絶景で思わず写真を撮ってしまったのが雅さんとともちん君が中指を立てている写真だ。一体誰に対して中指を立てているのだろうか。

 

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ヘトヘトになった2人(察し)と元気な2人の計4人が会場に戻ってきて、しばらくして撤収となったのだが、何故かここでも合理化・・・というか、コレはもはや廃線になって線路は引っぺがされたけど橋脚などの土木系がそのまま残っているという珍光景が繰り広げられていた。きっと札幌運転会にも“あの”ハジケ組の息の根がかかっているに違いない。銀河一の影響力を持つハジケ組、実に恐るべし。

といった具合で、今回の札幌参加者の中で一番最後に北海道入りした私が一番最初似北海道を出て行く(ほかのメンバーは全員一泊し、翌日以降に帰る)という、今回の運転会ハシゴがいかに無茶振り的個人旅行だったかをヒシヒシと感じ涙を流しながら、再び新千歳空港から逃げ場のない飛行機に乗り込み、高所と頭痛に悩まされながら帰路についた。

将軍くん(様)よ、コレが本当の運転会ハシゴというものだぞ(謎のイキリ)。

 

 

・・・というわけで、札幌運転会でお会いした皆さん本当にありがとうございました!また来年以降、開催されるようでしたら是非楽しみにしています!