駆 動 輪 。

その脚を、ゆっくりと前へ。

その、荒ぶる天空の隙間から......(6)

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台風上陸に伴い久大本線が途中で運休となり、目的地だった豊後森への道を断たれた私は、代行バスに2時間揺られて添田駅までやってきました。

駅の中には地元の工芸品?が販売されていたり、かつて炭鉱で栄えたときの写真が展示されており、またホームへは構内踏切を使い、停車中のキハに乗車するという、それはもう絵に描いたような田舎旅のワンシーンを味わいつつ、小倉方面へ向かいます。

 

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車内では崩された旅程を立て直すことに夢中で、雨脚強い車窓や途中で乗り込んできた美人のお姉さんなんて見る暇もなく気付けば小倉。

ここで今後の予定について幾つか候補があがりました。

1.このまま大分・豊後森を諦め、本州方面へ行き広島を観光する
現実的にここから大分方面へ戻るのは非効率。であれば、大分は次回あるかどうかわからない九州回遊旅行(南編)に組み込むべきでは?そして余った時間を帰路通過地点の広島で悠々と観光するのはどうだろうか?佐世保を見た以上、呉も見ておきたいというのがオタクの心情というもの。これが一番安パイな気がします。

2.長崎方面に戻り、台風が過ぎ天候が安定した翌日に軍艦島リベンジをする
仮に1.を実行した場合、当然ながら南編では南九州に加えて今回断念した長崎・軍艦島と大分・豊後森を旅程に組み込まなければいけません。すると南編では北編以上に日程を確保するか、南九州の観光地を極限まで絞り込まなければ目的は達成できません。であれば、いけるうちに九州の端っこ・長崎の軍艦島をクリアしておくべきでは?という考え。ただ明日100%晴れて軍艦島にいけるとか限りません。もしかしたら晴れていても波が高くて船がだせないかもしれない。台風の影響で軍艦島の一部施設が崩壊したため上陸不可能という事態だってありうるかもしれない。だって直前までアスベスト検出で上陸禁止でしたからね、いかなる事態が発生するかわからないというリスクはあります。

3.大分方面に戻って豊後森をしっかりとクリアしておく
1.は南編への負担が大きくなる。2.は博打。となれば、自然と3.の選択肢が残ります。あまりにも非効率ですが、思い返せば台風上陸の真っ只中に旅行して軍艦島へいけなかったり美味しいと評判の老舗が休業日だったり特急がウヤになっていたり・・・効率的な旅程はすでに崩壊しているも同然。せっかくある時間と乗り放題切符を無駄にするほうが逆に非効率だと気づいた私は、とりあえず大分へと進路をとり、翌日に豊後森→戻って門司港という旅程を組みなおしました。

 

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ということで小倉から大分行きに乗り込み(ちなみに台風の影響でダイヤが乱れていて到着1時間延だったことは割愛)、なんとか22時に大分駅に到着しました。

画像は一般旅客から丸見えになっている大分駅長室の様子。いいの・・・?

 

博多と長崎は会社の福利厚生ポイント消費を目的として素敵なホテルで優雅に一泊しましたが、ポイントを消費しきった今夜は貧乏旅らしく快活クラブを使用しました。まぁ快適ですよ、シャワーあるし、私わりと一旦寝てしまえばちょっとやそっとじゃ起きないので。えっへん。

 

 

さて、キリのいいところで・・・と言いたいのですが、尺あまりな感じがするのでおまけ的画像を少しお送りします。

 

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九州の旅で一番お世話になっただろう“いちご&ミルク”。
関東では主に大型量販店で入手が出来るこいつ、贅沢にも自販機のいたるところで購入が出来ました。九州の会社なんだろうか?

 

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2016.01.03~07にかけて行われた“山陽・東海道横断旅行”でお世話になった門司港ちかくの焼きカレー屋さん。すごい美味しかったな~って思い出に浸ってもう一度食べようと思ったら休業日でした。うっそだろ・・・。