駆 動 輪 。

その脚を、ゆっくりと前へ。

第9回鉄道模型広場inルミエール


今更正義(いまさら まさよし)ではありますが、2023年5月のGWに恒例となりました鉄道模型広場inルミエールが開催されました。

会場はいつも通り府中市民会館ルミエール。改修工事やら指定管理者入札やらで秋は休館していたため、ちょうど1年振りの開催…とはいうものの、2022秋の代わりに武蔵府中鉄道模型博があったのでブランクとかはあまり感じませんでした。

 

今更正義(いまさら まさよし)なので当日のあれこれは割愛させていただくとして、この第9回から鉄道模型広場のかたちが少し変わったり、新しい要素が追加されましたのでご紹介します。

 

1.府中プラレーラー連絡会はTRUSSふちゅうに名称を変更しました。

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鉄道模型広場の開催規模も当然ながら、武蔵府中鉄道模型博への参加など活動範囲の拡大によって『旧態依然のままでは空転さんと僕のツートップに負担がかかりすぎる』『もっと楽したい』『活動目的をより明確にしたい』などの諸問題を解決するため、大幅な組織改革を行うことになりました。

具体的に言えば、1000番台さんや池谷くん、砂川くん、けーき君などの主要メンバーがより空転・福遠サイドに近づいて組織運営に携わってもらったり、運転会(イベント)参加に際しての協力スタッフと遊びに来るだけの鉄道玩具愛好家を住み分けたりするなど、ある種のボランティア団体としての体裁を整えた形になります。

ここに至るまで、ガイアの夜明けとかプロジェクトXで放送されてもおかしくないようなヒューマンドキュメンタリーもあったりしましたが、とりあえずTRUSSふちゅうというプラレーラーを載せた船は無事に進水できたかな?と思います。

当然ながら現在も組織改革の最中ですので、今後も気を緩めることなく、より良い団体にできるよう粉骨砕身する次第です。

 

2.鉄道模型広場に七宮会が加わりました。

私もたびたびプラレールから浮気お世話になっている16番ゲージの七宮会が、正式に鉄道模型広場の仲間になりました。

第8回は乗りと勢いで同時開催となりましたが、今回は相当な準備を重ねての”出展”。鉄道模型広場の出展者を連想させる幟も用意され、これまでプラレールばかりだった当運転会を名実ともに鉄道模型広場へと昇華させてくれました。


プラレーラーとは異なる独特の雰囲気…でもなく、設営時には”円を組んで『3分でレイアウト完成しました!』とツイートする”プラレーラーネタをパクりインスパイアする、とてもノリと勢いがある七宮会。

16番ゲージといえば当然ながらプラレールの何十倍も高価な品なので、プラレールを目的に来場した子供たちに触れられるのは怖い…ということで、初期の鉄道模型広場で利用していたエントランスに面したガラス張りの会議室での出展。鉄道博物館などと同様に、ガラスを通してみてもらう方式となりましたが、それでも子供たちやお父さん、おじいちゃんはガラスにベッタリとくっついて16番ゲージを見ていました。

七宮会の皆さんも普段あまり人に見てもらう機会がないので、特に杏仁さんを先頭に皆さん気合が入っていました(リーダーの七宮さんはグッタリしてました)。

 

3.ルミエール府中ブースに新しい仲間が増えました。


会場内には各プラレーラー同様、ルミエール府中さんの出展もあります。

これはルミエール府中で行われているハワイアンキルト(手芸)教室の作品をプラレールに絡めて展示しているもので、特にお寿司のネタを寿司特急おまちのお皿に乗せた回転寿司列車は毎回大好評をいただいています。


そんなルミエール府中ゾーンに、新しい仲間が加わりました。アヒル隊長です。

私がおもちゃ屋さんで見つけた小さなアヒル人形を衝動買いして『プラレールの貨車に乗せたら可愛いだろうな』などとツイートしたところ、TRUSS理事長のkotatsunekoさん、面白い事大好き えちごやさんが相乗り。あひる隊が結成され、お寿司の間をヨチヨチと走り回っておりました。

嬉しいことにこちらも大好評。アヒル隊長はこれからも「鉄道はよくわからない」という主婦層に媚を売ってくれるゴマをすってくれることでしょう。

 

4.プラレーラー専用の持ち込み線が用意されました。


予てより、レイアウトに対して参加者と車両数が飽和状態であることが問題視されていた鉄道模型広場ですが、今回は思い切って持ち込み車両を展示・走行させる専用ブースを用意してみました。

これで各出展者も自分や身内の車両を満足するまで広げられ、遊びに来たプラレーラーも出展者に気を遣わず自慢の作品をお披露目できるはずですが…さて、どうでしょうね。

 

5.プレイゾーンが設置されました。


メインとなる机上展示の周りには、敬愛してやまない各務原運転会と同様に子供たち向けの外周持ち込み線路を用意していますが、稀に『小学生が走り回っていて危ない』『園児の手が届かない』といった問題がありました。

そこで今回、床に思い切って線路を広げてテーブルに手が届かない園児でも遊んでもらえるようプレイゾーンを設置してみました。松岡さんのプラフェスや青ガマさんのみんプラ運転会みたいなスタイルもいいな~とは思うのですが、ただ車両を走らせるだけでなく、お父さんと一緒に考えながら、時には直感とセンスを信じて線路をつなげて遊ぶというプラレールらしい遊び方で楽しんでもらえればと思っています。作るのが面倒だとかじゃないです。

使用した部材は私の職場の大先輩Kさんから私が譲り受けたもの。この場を借りて改めてお礼申し上げます。Kさん、ありがとうございました。

 


全国各地、様々な形で開催されているプラレールのイベントや運転会ですが、鉄道模型広場においては特にプラレーラーにとってかなりの知名度になりました。

嬉しい分、参加者が増えるとそれだけ統率が難しくなるのも組織の常でもあります。ほとんどのプラレーラーは礼儀正しく運営にも協力的なのですが、中には”イベント・運転会での動き方がわからない””他者と交わる機会や経験がなく周りが見えない”といった次世代の人たちがいるのも実情。

そんな人たちにも正しくプラレール運転会を楽しんでもらいたいという思いから(あとトラブルを減らし我々の頭痛を和らげたいという)空転さんが運転会(というよりは鉄道模型広場)でのマナーを啓発してくださいました。

何事も初めてはありますし、私だって13年前は右も左もわからず雅さんに迷惑をかけてしまった身。だからこそ、こうやって遊び、学べる機会になればとも思います。

『今も雅さんの頭痛の種じゃ…?』といったぺこり君、ちょっとお話があります。すみやきレストランさわやか新静岡セノバ店に集合してください。

 


そんな感じで、新しく生まれ変わろうとしているTRUSSふちゅうと鉄道模型広場。

2023年10月に第9回の開催を控え、この記事を書いている今も急ピッチで準備が進められています。また府中の地で、皆さんにお会いできることを楽しみにしています。