駆 動 輪 。

その脚を、ゆっくりと前へ。

昭島エンシス


今年の春に4年住んだ多摩境(町田市)を離れ、現在は青梅線の中神(昭島市)に引っ越したことは知っている方も多いかもしれません。そして同様に昭島市に住まうプラレーラーといえば真っ先にこの人の名前を挙げる人も多いのではないでしょうか?

 

DNDK主任『プラレールを展示するので来てください。福遠さんの自宅から自転車で5分のところですよ。』

 

ということで、道に迷って15分かけて昭島市教育福祉総合センター”アキシマエンシス”にやってきました。

 


昭島市郷土資料室の企画”あきしまの鉄道展”でプラレールを展示してほしいと依頼を受けたDNDK主任のお手伝いです。

 


当然ながら昭島市を走るJR青梅線を中心に中央快速線総武緩行線五日市線八高線西武拝島線などの車両がメインで据え置かれ、オレンジや黄色の車両たちが元気に走り回っていました。

 


あの魅惑的かつ悪魔的な”昭島プラレールスクエア!”でしか見られなかったDNDK式レイアウトを久しぶりに堪能することができます。これは交差ポイントレールを裏にして使用した例。

 


お馴染みのタイムステーションD51古代エジプト冒険セットも健在。地域に密着したリアルな電車たちが走るレイアウトの中にこういった色物情景品を置いても違和感がないのがDNDK主任のレイアウト。いわゆるDNDK the WORLD.

 


大人気の新幹線も走りますが、新幹線レーンの一部は曲線だらけのタワー内を突っ切っていきます。が、2スピード状態だと速度超過による遠心力の働きで橋脚との接触による脱線事故に繋がりかねませんから、タワーの入り口にスピードチェンジのアクションレールを設置していました。

こうすることで障害物のない直線部分はHiスピードで、障害物が多いタワー内はLowスピードで走行することができます。流石です。

 


プラレールしている!!!!と思っても、レイアウトをよく見ると保線車両や貨車の留置による情景演出が細かく、DNDK主任の観察眼と表現力がいかに高いかを表しています。

 


米タンイイネ。

 


これがDNDK the WORLD。

 

運転会に呼んでもらったのは家が近いから…というのもありますが、この展示を行うに際してDNDK主任から『府中で使ってる緑布を貸してほしい』という相談があったので快く承諾しお貸しした経緯があります。つまり私も立派なスタッフというわけです。

 

この”あきしまの鉄道展”はつい最近までやっていたのですが、プラレールの展示は常設展示ではありません。8月3日、10日、17日の週1日展示を3週続ける=レイアウトを作っては壊して、その翌週にまた同じレイアウトを作るという他ではあまり見ない展示期間でした。

僕自身も毎週お手伝いに行くつもりだったのですが、1回目の展示直前に陽性となってしまったことで2回分が流れてしまい、結局お手伝いに伺えたのは3回目の展示のみでした。本当に申し訳ないです。

しかし展示は好評だったようで、3回目の展示途中でスーツ姿の若い男女数名がぞろぞろとやってきては椅子に腰かけてレイアウトを見入るというホラー体験をした以外は問題もなく終了したようです。

DNDK主任や遊びに来たプラレーラー各位、また展示期間中にお世話になった昭島市の方やボランティアスタッフのみなさんありがとうございました。